地獄という名の天国(1日目その2)

エセ修行僧(私)が解脱僧(友人)と共に向かったのは、大分空港。あまり便数が多くないために関空ではなく伊丹空港発着でやむなしとなった。連休初日の大分行きはさすがに満席。「お正月後に旅行なんて、みんなお金持ちだな〜」と正月に働いていた人間は思ってしまう。
そんなこんなで大分空港に到着したのは、もうお昼前。そこからレンタカーを借りて、まずは定番スポット「地獄めぐり」へGO!
写真左は「海地獄」右が「鬼石坊主地獄」。海地獄には名物の温泉たまごがぶらさがっていて、観光客にとっては良い話のネタになりそうな名物やお土産が満載。鬼石坊主地獄は泥の中からボコボコと温泉が湧いているのだが、どう見ても「地獄」というより「泥パック天国」という印象である。

「地獄めぐり」と一言で言っても、大きく2箇所に分かれており、その間は車かバスで移動することになる。写真左は「かまど地獄」、そして2.8キロ移動して右の「血の池地獄」。移動中に見た鉄輪地区の風景は、あちこちから白い湯煙(蒸気)が上がっており、まさに「温泉天国」と言った感じ。

血の池地獄もまた、お土産天国である。私も「別府限定・赤鬼キューピー」を購入して早速アドエスに付けてみた。
そんなお土産天国の中でも一際目を引くのが「血の池軟膏」と呼ばれる商品である。血の池地獄から採れた赤い粘土で皮膚病に効果がある軟膏らしいのだが、血の池地獄の奥に店を構え、わざわざモノクロ写真を見ながら、落語家のように説明してくれるオバサンまでいる。
最初は「血の池地獄から採れた〜〜昔、軍が使用して〜〜」というところまでは良かったが、急に「騙されたと思って一度買ってみてください。全国の買って帰った方から、このようにお手紙と現金書留が〜」と言い出したのには驚いた☆(^ ^;)ゞ 
「いきなり生々しくなったね〜」(°m°;) と解脱僧。
おっしゃる通り。(;^_^ A

↑こちらは「海地獄」の入浴剤(10袋入り1000円)と「血の池地獄」の入浴剤(固形6個入り1050円)。もちろんお湯も。どこぞの航空会社と一緒です。


すっかり「地獄めぐり」で温泉に入りたくなったので、鉄輪地区にある「ひょうたん温泉」へ。「ここは砂湯があるから」と大分生まれの母にすすめられた場所だ。
「先に砂湯に入ってから温泉へ」と受付の人に言われ、まずは砂湯へ。浴衣だけで男女混浴というのには少し抵抗があったけれど、入ってしまうと見えないから、まいいか。
砂場に行って、墓穴?を掘り、その中に埋まって足から順番に砂をかけてゆく。この砂が結構熱い。部屋は窓が開いているので、いい気持ち〜♪(*^▽^*)

お風呂の方も、質の良い本物温泉をじゃんじゃん掛け流している。。。温泉が高温のためか、露天風呂も滝のように上の方から流れてきても、まだ熱めのお風呂。循環式・加温式のスーパー銭湯に慣れた大阪人には信じられないような風景だ。w(°o°)w

名湯が集まる鉄輪地区からホテルのある別府駅周辺へ。
今回の旅行はエア代だけで3万強もかかるため、ホテルは安価なシティホテル・・・のはずだったが、なんとも部屋が広いし、お湯の蛇口をひねると温泉がでてくるというこれまた信じられない有様。
なんと贅沢なんだ!別府!!(°◇°;)有り得ん!

夜は近所の竹瓦温泉へ行く予定だったが、ホテルのお風呂があまりにも恵まれすぎて、急遽中止に。その代わり郷土料理の「だんご汁」を食べに別府の街にくりだす。せっかくだから竹瓦温泉の古い建物(写真左)を見学。その後、前のカフェでだんご汁(写真右)を食べた。

大分に来てビックリしたのが、喫茶店の看板に「コーヒー・ケーキ・だんご汁」とか書いてあること。ここでは「だんご汁」は「サンドイッチ」のようなものなのだろうか・・・。大分で飲食店を経営する親戚がいるが、きっと同じノリに違いない。

・・・そんなわけで1日目の夜は更けていった。というか、お風呂に入りすぎて爆睡してしまった(-□-).。oOO